漫画掲載:ミステリーボニータ11月号

Posted by 幹本 on 06.2011 <お知らせ>:お仕事関連
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10月6日発売の『ミステリーボニータ』(秋田書店)11月号に
『十十虫(てんとうむし)は夢を見る』
11回が掲載されています。45pです。
昭和4年を舞台にした読み切りタイプのシリーズモノです。

今回はイレギュラーで前後編になっていて、
今月号は後編~美しい役者の顔を切りつける怪人の正体、わかっちゃったんですけど~編です。


あと今月号はその他に急遽8Pの短編も掲載されることになりました。
かなり前に制作したもので記憶が定かじゃないのですが・・・
タイトルは『山神と少年』です。(多分)
初めて描いた獣耳キャラだったのは覚えています。
よかったらそちらも
お見かけの際はよろしくおねがいいたしますm(_ _)m


amazon::ミステリーボニータ 2011年 11月号 [雑誌]


過去の漫画掲載履歴はこちら


今回の話のテーマにした『十十虫』の時代における映画の事情について、
史実と漫画の変更点などを、追記-read more-で書かせていただきます。
お時間ありましたら~



作品中では、この頃(昭和4年)は
サイレント(無声)映画からトーキー映画へと変わっていき、
サイレント映画では欠かせない存在だった活動弁士や楽団(和洋合奏団:通称ジンダ)が
次々とクビになっていった、という設定になっています。
基本は史実と合っているのですが・・・

ただ作品中には、日本映画がどんどん
トーキー映画になっていってる風に描いていますが、
実際は日本のトーキーが現れるのはもう少し後になってからです。


日本ではトーキーの性能が悪かったので、高性能な土橋式トーキーというのが
開発された昭和6年に、それを使った『マダムと女房』という映画から本格的に
トーキーが日本映画に浸透していったそうです。

つまり史実ではまだ映画館は西洋のトーキーを輸入して公開してる段階なのですが、
そんなに史実にがんじがらめになる事ないか・・・という一種の諦めで
設定を変えさせていただきました。

一応当時弁士や楽団がクビになる騒動が起こっていたのは本当ということで・・・
黒澤明のお兄さん(須田貞明)も活動弁士で、解雇反対の争議団の委員長だったのですが
その争議は一応解決したものの彼にとって納得いくものじゃなかったらしく、
1933年(昭和8年)に自殺したそうです・・・。


また当時の映画の呼び方についてフツーに「映画」と言っていますが、
まだ「かつどう」(活動写真)と言ってる人が多かったかもしれません。
あるサイレント映画好きの人の回想本には
「サイレントは‘活動’、後から現れたトーキーのことは‘映画’と言っていた。」
と書いてありましたが、漫画の中ではややこしくなるので基本‘映画’と言っています。


長文失礼しました...!


film.jpg



図書館に置いてあったサイレント映画のビデオ。
現代の弁士さんが声(口上)をふきこんだものが入ってて参考になりました。

『雄呂血』はわりと今見てもおもしろかったなぁ。
なんていうかフランダースの犬っぽいかんじ。(結末が)
主役の阪東妻三郎は実際は甲高くて細い声だったそうで、
トーキーに出た時観客はがっかりしたそうです。
(そのあと阪妻は頑張って発声訓練をしたそうです^^♪役者魂)

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